2010年9月17日金曜日

ウルティマ オンライン10周年特別企画「元GM覆面座談会

GMのペーパードール。この赤いローブにどこか畏怖の念をもっていたものだ
 1997年10月17日。
 それは,「ウルテ SEO解析
ィマ オンライン」(以下,UO)のパッケージが日本で発売された日である。それから10年が経ち,2007年10月17日,今もなおサービスが続けられているUOの,記念すべき10周年を迎えた。

 この記念すべき日に先立って,EAから「何か面白いことをやりましょうよ。っていうかやってくれま rmt
せんか」と依頼があったのだが,10年の歴史を刻んだ作品ともなると,なかなか良いアイデアが思いつかない。攻略とか紹介なんていうごく当たり前の記事ではない,古い人も新しい人も読んで面白い“何か”とはなんだろう,とずっと考えていた次第だ。
 そんな中急浮上したアイデアが,「覆面座談会」。10年もの歴史を誇っていまなお現役のオンラインゲームは
UOくらいしかなく,その間に起こった様々な事件やイベントは,もはや口頭や個人のWebサイトで伝わるだけになっており,ものによっては「ネタ」扱いさえされている。家全部消えました事件や,Yamato大戦など,古い人が読むと懐かしく,新しい人が読むと「へえ」と思える,そんな記事ができるんじゃなかろうか。
 そんなわけで,当時の日本サービスを支え
てきた元GM(Game Master)達に集まってもらい,当時の苦労話や今だから言える話といったところを聞かせてもらえることになった。みなさんいまなお業界で現役の人達なので,仮名で登場することは,なにとぞご容赦いただきたい。

 2007年10月某日,東京都内のとある料理店に集う6人の元GM達。いずれも,UOの日本サービスを初期から支えてきた人達で
ある。すでにUOから離れた人だからこそ言えること,匿名だからこそ言えること……。そんな,元GM達から出る言葉の一つ一つを記録……するのはよいが,果たしてこれ本当に公開できるものになるのだろうかと心配しつつ,乾杯の音頭と共に幕は開いた。


 ……そんな,もはや記事なんだか暴露話なんだか分からなくなってきた覆面座談会も,最終回の第
三夜。第二夜に引き続いて,GMだった当時の仕事について思い出を語ってもらった。ここまで読んでくれた人ならもうおわかりだろうが,ここでも一筋縄ではいかない回答の数々が。

■第一夜は「こちら」
■第二夜は「こち
ら」


Special Thanks(画面写真提供):
Acha.,Kapapa,Cactus,Veno,小菅真美





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ウルティマ オンラインに携わったGMの思い出とは






4Gamer: GMの仕事で
思い出に残っていることなどを,みなさん聞かせてください。

ユー : うーん,そうですね……。ある日ムーングロウで,マクロで作った地図を無数に地面に広げている人がいたんです。サーバーが重くなるからと言ってもやめてくれないので,そのプレイヤーのカバンを開いて,地図を全部そのカバンに入れて,自分で捨てなさいと
横にゴミ箱を置いたら,そのプレイヤーがすごい怒っちゃって(編注:重量超過でプレイヤーは動けなくなる)。いろいろ話した結果,「そんなことは問題ではありません」とつい言ってしまった。そのGMとしての自分の一言が思い出です。悪い思い出ですけど。

valign="bottom" align="bottom" class="cap">つまりはこんな状況,か。ちなみにこれは1998年10月,最後の1マスを箱で埋めるため,タンス技を使う寸前。とにかくSecureもLockdownもない時代なので,事前Logoutや事前MarkによるRecallは最悪。それを回避するためにすべてのマスをアイテムで敷き詰め,この状態で1週間くらい放置しておいた。今となっては良き思い出(
なのか?)

ベス : サポート上は,もっとも使ってはいけない言葉の一つかと(笑)。

4Gamer:
 10年間の歴史でそれが一番の思い出ですか(笑)。

スカラ: でもちょっとGMの間で流行ったね。あの切り返しのセリフが。

ユー : 流行りましたね。

スカラ: サポートでは使えませんが(笑)。

ユー :
 それを除くと,BNN(Britannia News Network)ですかね。本当に楽しかったのは最初の1,2回で,それ以降は締め切りが大変でしたけど。

スカラ: 台本の締切には何度も失踪しました。

古き良き褒賞選択画面。オンラインゲー
ムにとってアイテムは重要なファクターではあるが,それはUOの本質的な魅力ではない。EA Mythicに移管されてからのUOや,いかに

class="bold1">4Gamer: ベスさん,どうでしょう?

ベス : 俺は,Izumoを立ち上げたときにIzumo誕生のストーリーを書いたら「クサイ」ってみんなに言われたことかなぁ。

一同 : だってホントにクサかったじゃん!

ベス : いやぁ(笑)。シナリオ書くのは駄目
かなーと思った。自信作だったんだけどなぁー(笑)。3人くらいプレイヤーから選ばれて,その名前を入れ込んだうえに,ちゃんと話して性格も反映したストーリーをうまく書いたんだけどね。それが一番覚えてる。

ユー : あとベスさんは「これは贋金だ」事件があったよね。

ベス : あ
ー(笑)。

ユー : 翻訳ファイルを日本でやるようになって1本目だったかな。

ベス : そうだそうだ,コンパイルを日本でやるようになったときに,翻訳したファイルで1行ずれてたんだよね。

スカラ: ペットに餌をやると「これは贋金だ」って(笑)


ミノ : ガードが「疲労過多!」って言いながらやってくるんだよ。

一同 : (笑)

スカラ: あれ,ファンサイトで4コマにもなってたよね。

ベス : 当時UOはローカライズに関してはQA(Quality Assurance)って概念は薄かったから
ね。開発チームが間違えたパッチを当てることがときどきあったんですよ。だから最初はそれだと思ってたら,俺だった(笑)。

デン : また変なパッチが当たったよって言ってたよね(笑)。

ベス : 一応自分でQAしたはずなんだけど,なんで気が付かなかったのかな。でも,当時は楽だ
ったよね。自分でコンパイルしたのをローカルに入れて,すぐチェックできるような簡単な仕組みだったから。いやでも当時のことは本当にゴメンナサイ。反省してます……。

家を岩肌に密着させるように建てると,家の中からMiningができる。これが家掘りだ。いっと
き大層はやった

4Gamer: スカラさんはいかがですか?

スカラ: 私はやはりイベント系
になりますが,プレイヤー

引用元:三國志 専門サイト

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